髪の毛が細い人はハゲやすいのか!?

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「髪の毛の細さ」と「はげやすさ」の関係性とは?

「髪の毛が細い人ははげやすい」――
こんなこと聞いたことがある人も多いと思いますが、果たして本当でしょうか?

 

薄毛の人の髪をよく見てみると、細く弱々しくなっているのは事実です。

 

ただし、もともと髪の毛が細いのと、
薄毛の進行とともに髪の毛が細くなるのでは大きく意味が違います。
今回は、髪の毛の太さと薄毛の関係について考えてみましょう。

 

細い髪の毛になる3つの理由

髪の毛が細い人には、大きく分けて3つの理由があります。

 

生まれながらに持った個体差

髪の毛のもともとの太さは、毛根の大きさや深さによって決まっていると言われています。
これには、遺伝的な要素が深く関係しており、薄毛と関係のない個体差になります。

 

髪の毛の太さは人種によっても異なり、日本人の髪の太さは平均0.08oと言われ、
白人や黒人の平均0.05〜0.06oと比べると太めになっています。

 

ただし、日本人より毛が細い白人や黒人がはげやすいということはなく、
毛の太さとはげやすさには直接的な関係はありません。

 

同じ日本人でも、遺伝的な素因によりもともと毛が細い人・太くて剛毛の人もいます。
髪の毛がもともと細い人は、あくまで毛質の個体差であり、はげやすい人ではありません。

 

加齢に伴う生理的現象

髪の毛が細くなる原因には、加齢もあります。

 

赤ちゃんの頃には綿毛のような細い髪が生えていますが、
体の成長とともに毛穴が大きく深くなってくるため、徐々に毛も太くなってきます。

 

男性では20歳、女性では23歳前後に最も太くなると言われています。
その年齢をピークに、髪の毛は徐々に細くなってきます。

 

年齢とともに徐々に細くなっていくのは加齢による生理現象であり、ある程度は仕方ありません。
特に50代・60代の人であれば若いころに比べて髪の毛が細くなるのは普通です。

 

AGA(男性型脱毛)などの薄毛

髪の毛が細いのは、
もともと持っている個体差や年齢によるものがあるというお話をしましたが、
AGAなどの薄毛でも毛が細くなってきます。この変化に気付くことは大切です。

 

薄毛の人で髪が細くなる理由は、ヘアサイクルにあります。
髪の毛を含めた体毛は、以下のようなヘアサイクルによって、抜けては生えてを繰り返します。

 

?成長期:髪が成長して伸び続ける。4〜7年。
?退行期:髪の成長が止まって毛が抜け落ちる。数日〜数週間。
?休止期:次の毛が出て来るまで準備期間。約2か月。

 

成長期には髪の毛は毎日0.3〜0.5p伸びると言われており、それに伴い髪も太くなってきます。

 

AGAなどの薄毛の人は、ヘアサイクルのうち成長期が短縮してしまうことがわかっています。
成長期が短縮すると、髪の毛が太くしっかりする前に退行期を迎えて抜け落ちてしまうため、
全体的に細い毛しかなくなってしまいます。

 

そして、全体としては休止期の毛穴が多くなり、髪の毛が細くなるのと同時に本数も減ってしまいます。

 

髪の毛が太い人・細い人の薄毛度合い|髪の太さと薄毛の関係

 

AGAでは髪の毛が細くなるのと同時に本数も少なくなるため、
ボリュームが落ち、髪が薄くなってしまうのです。

 

薄毛の予防には、成長期が短くなってしまうことを防ぐことが大切ですね。

 

成長期が短くなる要因

薄毛の進行に影響する成長期の短縮ですが、
これが起こる原因はいくつかあります。

 

これらのすべての原因が薄毛を進めてしまう要因になるため、
心当たりがある人は、改善できる部分を探して改善してみましょう。

 

生活習慣とは関係のない原因

 

  • 男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」の増加(AGAの原因物質)
  • 5αリダクターゼの活性が高い(AGAの遺伝要因)

 

生活習慣が密接にかかわる原因

 

  • 頭皮の血行悪化:運動不足・高脂血症・ストレス・寝不足など
  • 頭皮環境の悪化:蒸れ・乾燥・脂漏症など
  • 頭皮のダメージ:紫外線・不適切なシャンプー・高脂血症など
  • 成長ホルモンの低下:運動不足・睡眠不足など
  • 毛の成長のための栄養源不足:バランスの悪い食生活(ビタミンやミネラルの不足)

 

まとめ

髪の毛が細いからと言って薄毛になりやすいわけではなく、
大切なのは髪の毛が細い原因が何かを考えて対策が必要かどうかを見極めることです。

 

もともと髪の毛が細い人や加齢とともに、
徐々に細くなっている状態であれば特別心配はいりません。

 

ただし、若いのに細くなってくる場合や、
急激にボリュームが落ちるような場合は薄毛になるリスクがあります。

 

そのような場合は、髪の毛の成長期が短縮し、さらに細くなったり少なくなってしまわないよう、
生活習慣の見直しなどで対策していきましょう。

 

AGAなどの薄毛の根本を治療するためには薬が必要になるケースもありますが、
薬に頼らなくても髪の成長期を短くさせないための日常生活の工夫はたくさんあります。
太く元気な髪の毛を維持するために、今できることを考えてみてくださいね!