「プロテインを飲むとハゲる」説は本当?
筋肉をつけたいのでプロテインを愛用していますが、
「プロテインを飲むとハゲる」という、気になる説を聞いてしまってから
プロテインの利用をためらってしまっています。
本当にプロテインを飲むとハゲやすいのでしょうか?
結論から言うと、
プロテインの使用と薄毛・ハゲの直接の因果関係はありません。
それどころか、プロテインの主成分であるたんぱく質は、
髪や頭皮の原材料として欠かせない存在ですので、
プラスになることはあっても、マイナスになることはまず考えられません。
ではなぜ、プロテインを飲むとハゲるという説が出たのかというと、
それには大きく2つの理由が考えられます。
理由その1・筋肉増強剤(アナボリックステロイド)との混同
「プロテインを飲むとハゲる」という説が出てきた理由としてまず挙げられるのが、
「筋肉増強剤(アナボリックステロイド)とプロテインを混同しているケースが多い」
ということです。
筋肉増強剤は、ステロイド系ホルモンのドーピング。
筋肉組織の体内合成をすさまじく増大させ
「手っ取り早く筋肉をつけられる薬」として知られています。
ちなみにスポーツ界において、「ドーピング検査に引っかかった」という
ケースの多くは、この筋肉増強剤が該当します。
筋肉増強剤は日本では通常の市販ルートでは手に入れられませんが、
個人輸入などを使って入手している人が多いです。
そしてこの筋肉増強剤には、
人工的に合成して作ったテストステロンが大量に含まれています。
テストステロンと言えば、DHT(ジヒドロテストステロン)を作る主原料のひとつですから、
「筋肉増強剤の利用=AGAを招く原材料のひとつを体内に多く取り入れてしまう」
ということになります。
テストステロンは適量は絶対に必要なホルモンですが、
筋肉増強剤を使うと不自然なレベルで多くなってしまうため
「筋肉増強剤使用をするとハゲやすい」という状況になるのです。
この筋肉増強剤とプロテインをごっちゃに考える人も少なくないため、
プロテインが巻き添えになったような形で「ハゲる」と言われてしまうわけですね。
理由その2・筋トレが薄毛・ハゲにつながる可能性も
プロテインを愛用する人の多くは、筋トレ等もしっかりとやっています…が、
筋トレなどで筋肉に負荷をかけると、テストステロン値が上昇します。
このテストステロン値上昇は一時的なものであり、
多くの場合は「筋トレで薄毛になるリスクは低い」と言われています。
しかし、すでにAGAが進行している人などは、
「筋トレで一時的に増えたテストステロンが、すぐDHTに変換されやすい土台」が
体質的に作られているため、薄毛が進行するリスクが全くないとは言い切れません。
こちらもプロテイン自体は「薄毛に関して無罪」なのですが、
プロテインを積極的に摂取する人の多くが取る行動である筋トレに、
若干の薄毛リスクが潜んでいる、ということになりますね。
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