白髪が多い人はハゲにくいのか?

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白髪が多い人はハゲないって本当?

「白髪が多いとはげにくい」と信じている人はいませんか?

 

確かに、高齢で髪の毛が豊かな人には白髪の人が多い気がしますが、
実際のところはどうなのでしょうか?

 

今回は、白髪とハゲの意外な関係と勘違いについて見て行きましょう。

 

白髪が発生するメカニズム

白髪とハゲの関係を考えるうえで、まずは白髪が発生するメカニズムを見て行きましょう。

 

髪はできた時には白い

髪の毛は、最初は白い状態で生まれます。
その後、毛根付近にある「メラノサイト」という細胞が、
毛にメラニン色素という黒い色素を添加することで髪の毛は黒くなります。

 

白髪の発生メカニズム@加齢によるチロシナーゼの減少

メラノサイトがメラニン色素を作るために必要なのが、
チロシナーゼと呼ばれる酵素です。

 

メラニン色素はチロシンというアミノ酸から産生されます。
チロシンがメラニン色素に変化する反応を進めるのがチロシナーゼです。

 

このチロシナーゼは加齢とともに減ってきますので、
年齢を重ねるほどメラニン色素を作る能力が落ち、白髪が増えて来るのです。
つまり、加齢とともに白髪が増えて来るのは正常な老化現象の一つということです。

 

白髪の発生メカニズムAメラノサイトの活性低下

加齢によるチロシナーゼの減少以外に白髪が増える原因が、
メラノサイトの活性の減少です。

 

栄養不良やストレスなどによる血行不良が起こると、
メラノサイトが働くための栄養が不足し、メラノサイトの活性が落ちてしまいます。
メラノサイトの活性が落ちればメラニン色素を作ることができないため、白髪が増えてきます。

 

ストレスや生活の乱れなど頭皮の血流が悪化する要因によって、
白髪が増えてしまう可能性もあるということですね。

 

薄毛の発生メカニズム

白髪がチロシナーゼやメラノサイトの影響であるのに対し、
薄毛になるメカニズムは毛根のヘアサイクルの異常です。

 

薄毛の発生メカニズム:ヘアサイクルの乱れ

毛が生えて成長し、抜け落ちるというヘアサイクルには、
成長期・退行期・休止期がありますが、毛が生えて成長する期間が成長期です。

 

健全な頭皮の毛根では、成長期は4〜7年と非常に長い期間続きますが、
AGAなどの薄毛の人ではこの成長期がどんどん短くなってしまいます。

 

成長期が短くなると、髪がしっかり成長する前に抜け落ちてしまうため、
細い未熟な毛が増えてきます。

 

それとともに、退行期〜休止期の毛根の割合が相対的に増えて毛の本数も減ってしまいます。

 

ヘアサイクルの異常は、男性ホルモンや頭皮環境の悪化などの影響を受けて起こります。
つまり、白髪のできるメカニズムと、薄毛になるメカニズムには基本的には直接的な関係はないのです。

 

白髪と薄毛の発生の共通点

白髪と薄毛の発生メカニズムは違いますが、どちらにも共通の要因があります。
それが頭皮の血行不良です。

 

頭皮の血行不良が起こると、メラノサイトの活性も低下しますし、
ヘアサイクルの異常も起こりやすくなります。

 

つまり、頭皮の血行が悪化するような状況であれば、
白髪と薄毛が同時に出てくる可能性があるということですね。

 

白髪が多い人はハゲない証?白髪と薄毛の関係とは

 

なぜ「白髪の人がはげにくい」といううわさが広まったのか?

では、なぜ白髪の人がはげにくいという説が広がっているのでしょうか?
それは、高齢の人で白髪の割合が多いということと関係がある可能性があります。

 

高齢になるとチロシナーゼの減少によって、自然に白髪が増えてきます。
一部の人は同時に薄毛になりますが、高齢になってもふさふさのままの人もいます。

 

つまり、高齢の人で髪が残っている人は白髪の人が多くなるため、
白髪の人がはげていないという印象が付いているのではないかと考えられます。

 

まとめ

白髪があるとはげにくいということは、
薄毛や白髪の発生メカニズムとしても考えにくいですし、
そのようなデータがあるわけではありません。

 

むしろ、若いうちに白髪が増えてくる場合には、
頭皮の血行障害など、薄毛になるリスクが高い可能性もあります。

 

「白髪があるからはげにくい」と安心するのではなく、
白髪は頭皮の血行不良のサインの可能性があり、
薄毛につながるかもしれないと思ってもらった方がいいでしょう。

 

最近白髪が増えて来たなと感じる場合は、
頭皮の血行不良を起こしている可能性はないのか、一度考えて対策してみてくださいね!